バッハ再考2018を振り返って Part4

バッハ再考2018インターナショナルワークショップが6日間無事に終了致しました。

昨日は東海大学松前記念館にてファイナルコンサート。8年続くバッハ再考、今年のビッグプロジェクトはヨハネ受難曲。6日間という過酷なスケジュールの中で、受講されたみなさまと共に目の下にクマを作りながら心をひとつにして仕上げて参りました。

今回、通奏低音という大役で私もヨハネに乗らせて頂き、責任重大でとにかくとにかく必死の毎日でした。毎朝6時半の電車に乗り、帰宅は23時。そこから徹夜で通奏低音の練習して翌日へ…。3日連続の本番は、ピアノソロ、室内楽、管弦楽&合唱に通奏低音とプログラムも形態も変わり、ひとつひとつの本番を終えながら最終日のヨハネ受難曲へと状態を整えていきました。

出来ることは必死でし、この先の課題も沢山見つけ、とにかくとにかく無事に終わることができました。

深い安堵とともに、帰りの電車では1週間分の睡魔と疲労がどっと押し寄せ目を開くのも困難なくらい完全にスイッチオフ。すべてが終了した翌日もまだ頭痛はしましたが、お陰で最終日は久しぶりにベッドでたっぷり眠ることができました。

バッハやヨハネ受難曲を演奏して思ったことは、何世紀もの時を超え、色褪せることなく継承されている音楽は何から何まで本物であると。

そして、そのような作品を扱う以上、ベースとなるバロックを本当の意味で理解して演奏することを、自ら問い続けていかなければならないと痛感しております。

このバッハ再考2018を膨大なるご準備をして下さり、いつも励まし応援して下さった実行委員の二宮先生をはじめとする先生方やスタッフの方々、日本と世界の架け橋となって下さりこの講習会の立役者の牧先生、世界の第一線でご活躍されている素晴らしい講師陣の方々には感謝しかありません。

そして、この過酷なスケジュールを共に乗り越え、共に学び、励ましあった受講生の方々と出逢えたことは私にとって掛け替えない財産です。また会える日を願って精進致します。

心の底から感謝の気持ちを込めて…

バッハの第一人者のエリクソン先生と。

古楽界の巨匠、ヴィオラダ・ガンバ、チェロ奏者のリンデン先生と。

鍵盤楽器で素晴らしいご指導頂けたシェン先生。

バロック唱法の第一人者で合唱指導をして頂けたサリー先生と。

ファイナルコンサート終演後、ヨハネ受難曲で共演した指揮者の右近先生と。

ヨハネ受難曲の通奏低音を共に代表で演奏したオルガニストのkaishuと。

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